食生活の変化により、良く噛まずに食べ物を飲み込んでしまう子どもがとても増えています。
よく噛むことで顎が十分に成長して永久歯が生えてくるスペースが広くなり、良い状態の歯並びになる可能性が高まります。
今回は、綺麗な歯並びのために、どんなことに気を付けると良いのか?
また、歯科への受診が必要な歯並びはどのようなものなのか?を紹介していきたいと思います。
【食事の固さについて】
1歳くらいになりましたら、食事の固さに気をつけましょう✨
実は、「しゃぶりつく」という動作も口の周りの筋肉が発達するためにはとても大切な動作です。
時には骨をしゃぶったり、固く煮た野菜、干し芋などもお勧めです。
実は、歯科医師の間では、30年くらい前のお子さんのお口の中と現代のお子さんの口の中は全然違う、という声もあるくらいです。
固い物を食べることも大切ですが、ぜひ、しゃぶったりできる食事やおやつも意識して取り入れ、お子さんと一緒に楽しんでみてくださいね。
【子どもの歯並びで一度は歯医者に受診して欲しい状態】
それは、「反対咬合」です。いわゆる受け口、しゃくれ、などと言ったりします。下顎が上顎を受けるように噛み合わさった状態のこと。
顎の成長は、7才で上顎が大きくなり、10才で下顎が大きくなります。
幼少期の反対咬合を放置すると、下顎の成長に伴い、さらに反対咬合の程度が強まってしまうので、小さなお子さんでも早めの受診をお勧め致します。
とはいえ、「これって大丈夫なの?」と心配になることもあるかと思いますのでその時はいつでもご連絡くださいね。