妊娠・出産・赤ちゃん

地震・災害から赤ちゃんを守るためのQ&A。

何を備蓄すればいいの!?
まずはいつも食べているものを多めにストックすることから始めてみてください。
食べた分をその都度補充していけば、「古くなってしまって、いざというときに食べられない!」ということもありません。
果物をいつも常備しています。果物はそのまま食べられて、水分もあるし、ビタミンもとれるので一石二鳥です。

 

備蓄していても、子どもを連れているし、持って避難できるか不安。
赤ちゃんがいるママへのおすすめは、マザーズバッグへの備え。ふだんから必要最小限のものを入れておいて、災害時にはそれを持ち出せばOKとしておきます。そうしておけば、赤ちゃんとおでかけ時に被災したときもひと安心ですよね。家の備蓄は落ち着いてから取りに行けば大丈夫です。

【マザーズバッグに入れておきたいグッズ】

    • 現金(公衆電話用の小銭も)
    • 携帯電話の充電器
    • おしりふきを多めに(ママの衛生用品としても)
    • 抗菌スプレー
    • 携帯トイレ(100円ショップでも購入可)と流せるティッシュ
    • ストール(授乳ケープやおむつ替えの敷物の代用に)
    • 抱っこひも(ベビーカーでの外出時にも)
    • 止血パッド(出血時の応急手当用パッド)
    • マスク
    • 携帯ポンチョ(寒さ対策や雨具として)
    • 液体ミルク
    • 最低限の水分と食べ物(赤ちゃんにはベビーフード1食分。幼児にはすぐ食べられる個包装のおやつや、ゼリー飲料(水分がとれて利尿作用が低い)など)

※さらに余裕があればヘッドライト(小型で軽量のタイプ)もおすすめ

 

水ってどれくらい備蓄すればいいの?
備蓄する水であれば、一人一日2リットルあれば大丈夫です。人が一日に必要な水は3リットルと言われていますが、それをすべて飲料水でとっているわけではありません。食事にも水分は含まれていて、1リットルくらいはとれています。保存食は水分がほとんどないので、それだけなら水は3リットル必要ですが、日常食材を災害時にも活用するなら、食材に含まれる水分で補給できます。

非常時には清潔な水がすぐに手に入るとは限らないので、赤ちゃんの粉ミルク用の水は必ず備蓄しておきましょう。殺菌加熱済みの軟水だとそのまま使えますよ。

 

子どもとできる防災対策は?
保育園や幼稚園に行っている子がいるなら、いざというときに「パパとママはこういう人です」と見せられるように、園バッグに親の写真を入れて持たせておくといいですね。子どもには防災ベストもおすすめです。小さなポケットがいっぱいなので出し入れしやすく、走りながらでも取り出せます。キッズ用リュックでもOKです。

水やいつも食べているおやつ、心のケアになる手軽なおもちゃなど、基本は自分のものは自分で持って逃げるというのがいいですね。

 

避難についてのQ&A

おでかけ先で震災にあったときはどうしたらいいの?
まずは身を守ることが第一。人が多いときは巻き込まれて倒れることもあるので、人の流れに押しつぶされないように様子をみることも大事です。避難所情報を調べられるアプリもあるので、活用するのもいいと思います。そして、周りにいる同じ立場の人に「いっしょにいませんか?」と話しかけること。そうすると自分にないものを相手が持っているかもしれないし、なにより心強い。一人で何とかしようとせず、助けを求めることが大切です。

 

ベビーカーは置いて逃げたほうがいい?
赤ちゃんと逃げるとき、ベビーカーに乗せての移動はNGです。赤ちゃんはしっかり抱っこをして逃げてください。ただ、ベビーカーは荷物を運ぶのに便利! 避難所でも赤ちゃんを寝かしつけたり揺らしてあそんだり、何かと重宝します。避難の際は行けるところまでベビーカーに荷物をのせて行き、これ以上進めなくなったときに置いて逃げる、くらいでいいと思います。

 

保育園へはすぐ迎えに行くべき? 仕事で離れた場所にいるので心配。
離れているから早く迎えに行くのではなく、むしろ「子どもは保育園にいてよかった」と安心していいと思います。まずは自分の安全を第一に。自分が落ち着いてから子どもを迎えに行くくらいで大丈夫です。ただ、園によっても震災時の対応はまちまちなので、預け先の防災対策は事前にきちんと確認しておきましょう。

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  1. 30代女性・2か月赤ちゃん

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