赤ちゃんが好む声のトーンがあるのをご存じでしょうか?
赤ちゃんを見たとき、小さい犬や猫を見たとき、
思わず声を高くして話しかけてしまいますよね。
高めの声・ゆっくり・抑揚たっぷりの話し方を「マザリーズ」といいます。
このマザリーズ、実は赤ちゃんの脳の発達を促すのに重要な役割を果たしているのです!
マザリーズの4つの効果
①心身の発達の促進
赤ちゃんの脳血流を増加させ、
脳をより活性化することが分かっています。
②安心感を与える
赤ちゃんに快感と安らぎを与えます
③言葉の学習の促進
「〇〇ちゃん、おはようー!」
「痛いの痛いのとんでいけー!」
など単純な文構造で話かけるため、
言葉や文法の理解に繋がるといわれています
④コミュニケーション能力の向上
赤ちゃんは言葉の意味が分からなくても、
声の調子だけで話す人の気分や
意図を感じ取ってきます。
大人が無意識に行っていることが多いこのマザリーズ、
実は赤ちゃんの発達を促す重要な行動なのです。
余裕がある時は、たくさんたくさん
話しかけてあげたいですね。
出典
・Neonatal Care 2017 vol.30 no.1 赤ちゃんの不思議 ここが知りたい! Q&A Neonatal Care 2010 vol.23 no.2 ・赤ちゃんの発達を促す聴覚アプローチ 目からうろこの新生児と音の話 Fernald A. 『Human maternal vocalizations to infants as biologically relevant signals』(1992